ラブライフカウンセラーなつえり(@natsueri_com)です、こんにちは。
今回は、女性が「存在は知ってて、経験してみたいけど、どうしたらいいか分からない…」と思いがちな、中イキについて解説していきます!
- とにかく中イキしてみたい、って女性
- 腟内の気持ちよさが分からない女性
- 腟内で気持ち良くなるけど、オーガズムまでは至らない女性
- 性の知識があまりなく、参考のため知っておきたい方
- 女性パートナーの中イキサポートを手伝いたい方
もし分からないことがあったら、TwitterのDMから教えてくださいね!
また、この記事を読んで、中イキ練習してみようかな…と考えている方は、LINE公式からメッセージを送っていただければ、私が全力でアドバイスします!
私自身も、初体験の腟挿入がおそろしくてw、セルフトレーニングをする過程で中イキができるようになりました。
自分の体と向き合い、好奇心を追求する女性や、女性をサポートするパートナーさんたちを応援したいので、気軽にご連絡くださいませ〜。
病院や学校にあるような模型のイメージですが、苦手な方は、各ブラウザの「画像非表示モード」に設定してお読みくださいませ。
中イキ(腟オーガズム)には大きく分けて2種類ある!
試合に勝つには、敵を知るべし!ということで、まず「中イキ」について説明します。
①クリトリス複合体を腟壁から刺激する「中イキ」

体内に埋まっているクリトリスを、腟の中から刺激して得る「中イキ」です。
セックスでは、前戯などで「手マン」をしているときに得やすいオーガズムです。
これは俗に言う「Gスポットでの中イキ」とも考えられており、体内に埋まっているクリトリスと腟前壁が合わさっているポイントがGスポットにあたると考えられています。※1
このGスポットは、神経が集中しているため、指などで刺激を行い続けると、オーガズムを得られやすいポイントになっています。
ぐっぐっと指圧するところから始めて、じんわりと快感を得られてきたら、やさしく上下左右にこすり続けるとオーガズムに近づきます。
まずは、自分の体と向き合い、Gスポットがどこにあるか?を探ってみましょう!
- 腟の入口付近〜指を最奥まで差し込んだあたりのお腹側
- 腟壁のほかの部分と比べ、ざらざらとしていることがある
- オーガズム直前になると凹凸が出やすくなることがある
くわしく説明していきますね。
Gスポットの場所はだいたい腟の入口付近だと言われています。人差し指の第二関節まで挿入したあたりだとか、腟前壁の下1/3くらいだとか。
しかし、入口付近はなにも感じないけど、人差し指をぐっと奥まで差し込んでやっと手が届くあたりにポイントがある…と証言する人も少なくないんです!
イメージとしては、コリコリとした子宮口の直前のあたり…という感じ。
私自身も、二次性徴期には入り口あたりが該当部分でしたが、20代後半あたり?から、どんどん奥のほうに性感帯が移っていきました。
体の成長や、性体験によっても、後天的にどんどん変化していく可能性も捨てきれませんね。
つまり、場所はホントに人によります。
少しざらざらとしている部分がGスポットの可能性が高いとも言われています。
特に、性感が高まってきたときに隆起して凹凸が分かりやすくなることがあるので、平常時よりは、イキかけたときに触ってみると分かりやすいと思います。
Gスポットは感触すらも人によって違うと言われています。どう頑張ってもざらざらしてる部分は見つからない!という女性もいるんです。
摩擦するだけではなく、指をぐっぐっと腟壁に優しく押し込んで指圧するように、快感ポイントを探ってみましょう。
ということで、感触も人によりますね。


人による、だけではありません。さらに、Gスポットの存在そのものに懐疑的な研究もあります。「Gスポットはすべての女性に存在する」とは断言できないのも事実なのです。※2
Gスポットについては私自身の実感値に頼って筆を進めておりますので、もし当てはまらない方がいらっしゃったら、「自分は当てはまらないな〜」と思いつつ、スキップしていただけたらと!!(免責事項!!笑)
腟壁のお腹側が収縮して、「お腹でオーガズムを受け止める」という感じがします。わりとハッキリとした鋭い感覚で、「この部分がイッてるんだな」というピンポイント感があります。
ちなみに、「クリトリスが体内に埋まってるってどういうこと…?!」と疑問な方は、こちらの記事を参考にされてください!
参考記事:「クリトリスの脚」って見たことある?クリトリスの本当の形・性感帯・腟との関係について解説します!
※1:腟前壁の下1/3くらいの所は、Gスポット、オルガズム隆起と呼ばれ、クリトリスの亀頭から続く神経の集合体である。子宮口はPスポットなどと呼ばれ、性感に関係するとも言われている『セックスセラピー入門 性機能不全のカウンセリングから治療まで』(日本性科学会編集 / 第一版) P29〜31
※2:2014年、イタリアローマ大トル・ベルガータ校の研究グループは、Gスポットのような「点」の性感帯は存在せず、代わりにクリトリス(Clitoris)、尿道(Urethra)、腟(Vagina)に囲まれたエリアをCUVコンプレックスと呼び、「帯」の性感帯の存在を提唱した。『Beyond the G-spot: clitourethrovaginal complex anatomy in female orgasm』
②ポルチオ性感帯(後腟円蓋部・子宮腟部・子宮頸部)を刺激する「中イキ」

↑のように子宮は傾斜しています。ペニスを腟にまっすぐ挿入しても、子宮腟部(いわゆる子宮口)にはダイレクトに当たりません。 よくアダルト漫画などで、ペニスが子宮腟部に直接当たっているかのような描写がされることがありますが、物理的にありえません(夢を壊すようですがw)
腟の奥にある、ポルチオ性感帯で感じるオーガズムです。
セックスのときにペニスの先端が当たる部分なので、セックスの挿入時に得やすいオーガズムだといえます。
ペニスでは腟前壁のGスポットをピンポイントで刺激することはできないので、挿入時に性感があるとすれば、それはポルチオ性感帯によるものだと考えていいでしょう。
物理的にも奥まった位置にあるので、摩擦はしにくいです。「突く」「こねる」イメージで快感が高まります。
コンコンコン…こねこねこね…と一定のリズムで刺激し続けると、オーガズムに近づきやすいです。

ポルチオ性感帯は、医学的に説明されていない「俗説」です。ポルチオとは具体的にどこを指すのかもハッキリとしていません。
医師によって、後腟円蓋部(こうちつえんがいぶ)・子宮頸部(しきゅうけいぶ)・子宮腟部(しきゅうちつぶ)とさまざまです。
- 後腟円蓋部(こうちつえんがいぶ)・・・子宮腔部の後方で腔との間にできるやや広くなった場所。正常位で性交を行なったとき、射精された精液はここにプ ールされ、子宮腟部がこのプールに浸るようになる。射精された精子が容易に子宮内へ上昇するのを助ける。
- 子宮頸部(しきゅうけいぶ)・・・子宮の下から3分の1、腟につながる部分が子宮頸部と呼ばれる。上の3分の2は子宮体部と呼ばれる。
- 子宮腟部(しきゅうちつぶ)・・・子宮頸部の下端が腟内に突出している部分。コリコリとしていて、いわゆる子宮口とも呼ばれる。
クリトリス、Gスポット、子宮腟ポルチオの3つはそれぞれ支配神経が違っています。クリトリスの支配神経は陰部神経。いっぽうGスポットの支配神経は下下腹部神経。さらに、ポルチオは迷走神経という脳神経のひとつ。ポルチオは脳にダイレクトに響くようなオルガズムを感じるそう。
クリトリスは大抵の女性がオルガズムに達する素質をもっていると言われていますが、Gスポットは1〜3割くらい、ポルチオに至っては1割もいないと言われているそうです。※3
つまりクリトリスと違い、性感帯をだんだんと磨き上げる必要があります。
性感帯は、触るごとにだんだんと磨かれていくものです。性経験を重ねていくことや、マスターベーションで気持ちいいポイントを開発していくことによって、ポルチオ性感帯でのオーガズムに近づいていくといえるでしょう!

「腟の最奥でオーガズムが発生している」という感じがします。オーガズムが発生しているのは分かるのですが、クリトリスやGスポットオーガズムのようにピンポイントな感じはなく、エリア全体に快感の波がぐわ〜っと訪れるような感じがします。
例えるなら…生理痛のときに感じる、あの「鈍痛」が「オーガズム」に入れ替わったようなイメージです。
ぼんやりとしてるけど、体の奥で確実になにかが起こってるな〜っていう感じ。
より体の中のほうでオーガズムを感じられるので、「深い感じがする」「体全体が快感に包まれる」という感想の女性が多いのもなんとなくうなずけます。
日によってはかなり曖昧な快感になることもあり、あれ、今イッたよね?うん、イッた感じがしたからきっとイッたんだよね…と不発弾のようになることもあります(個人的な感想ですw)
※3:bda Organic セクシュアルウェルネス塾「産婦人科医に聞く、今さら聞けない大人の性教育──宋美玄 先生」より
中イキのやり方6ステップ!
それでは、前知識のシェアが済んだところで、本題に入ります!
ここで説明する「中イキのやり方6ステップ」は、ひとりでするときも、2人以上の複数名でするときも基本的には同じです。(ただし相手に同意をとる確認を忘れずに!)
「中イキ」という目標に特化して書いているので、セックスの基本的な流れそのものが知りたい!という方は、セックスのやり方記事のほうを参考にしてください。
参考記事:【完全版】初心者向け!性行為のやり方を優しく徹底解説。安全に気持ちよくセックスしよう!
❶リラックスしよう
- マッサージをする(お互いしあう)
- 湯船に入って身体をあたためる、ほぐす
- 好きなアロマをたく
- お酒を適量のむ
- 寝転がって好きな話をする
などなど、心と体の緊張をほどいて、ゆったりとした気分に包まれましょう。
自律神経のうち、リラックスすると「副交感神経」が優位になります。
副交感神経が、性器の充血や愛液の分泌を促してくれるんです。
ちなみに、極度に体が疲れていたり、心の状態がよくなかったりすると、そもそも性欲が沸かない・濡れにくさを感じるなどの症状につながることもあります。
心身ともに健康を意識した生活をこころがけましょうね。

❷脳を興奮させよう(セクシュアル・ファンタジー、オカズを用意)
セクシュアルな気分を高めてくれる妄想や、コンテンツがあれば用意しましょう。
自分が興奮できればなんでもOK。
自分にぴったりなセクシュアル・ファンタジーの見つけかたについては、こちらの記事をご覧ください。
参考記事:【完全保存版】女性向けオナニーのオカズはこれがおすすめ!テキスト・漫画・ボイス・動画など超絶リアルにご紹介!
セックスの場合は、エロティックなキス・タッチ・言葉かけでもいいでしょう。
いわゆる「言葉攻め」は、セックス中に2人でうみだせるオカズのようなもの!
積極的に取り入れて、脳を興奮させましょー!

❸まずはクリトリスや乳首などで性感をしっかり高めておく
だんだんと官能的な気分が盛り上がってきたら、いよいよ性感帯へのタッチです。
- 体全体をフェザータッチでなでるように触ってみる
- 皮膚の薄いところを下から上へ撫であげる(脇腹、首筋、ひざのうらなど)
- 指のかたちを舌でなぞるようにゆっくり舐め上げてみる
- 焦らしながら乳首をタッチ
- 大陰唇、小陰唇をマッサージするようにタッチ
- クリトリスへのタッチ
- ラブグッズを使っても◎
「もう腟内に入れたい…」と我慢できなくなるくらいに、性感を高めておくのがポイントです。
入れたい!って感覚がイマイチよく分からない方は、
①愛液で腟周辺が潤っているか?
②大陰唇・小陰唇が充血してポッテリしているか?を指針にしてみてください。
❹まずは指で、腟内の気持ちいいスポットを探ってみよう
ゆっくりと指を1本、腟内に挿入します。
腟内がしっかり充血していると、この挿入だけでもジンワリと快感が広がるかもしれません。(焦る必要はありません。性感帯開発していくとだんだんそんな感じになってきます!)
前述の「Gスポット」を探すように、お腹側の腟壁にいい感じのスポットがないか探してみましょう。
優しく摩擦してみてもいいですし、指圧でぐっぐっと押してあげてもOK。
指の本数が物足りないようなら、2本、3本…と増やしていきましょう。
リラックスして、性感が十分に高まっている状態だと「広がっている感じ」も快感に変換されます。
腟内刺激と同時に、クリトリス・乳首などほかの性感帯を同時刺激してあげると、快感が持続しやすいです!
指を挿入しながら、手のひらの手根(しゅこん)を使ってクリトリスを圧迫するように刺激すると指を抜かなくていいのでおすすめ。

最初のうちは、クリトリス刺激→腟内刺激→クリトリス刺激…と繰り返していくうちに、「あれ、腟のほうでイキそうな感じがする!」という感覚がだんだん芽生えてきます。
❺腟奥の性感帯も刺激してみよう
そのままGスポットでオーガズムを迎えてもOK。
チャレンジできそうな方は、バイブやペニスなどの挿入で、腟奥のポルチオ性感帯を刺激してみましょう!
性感がしっかり高まった状態であれば、痛みを感じにくいです。
ただ、バックの体勢で挿入して、子宮口にダイレクトに当たりやすい角度の場合、息苦しさを感じることもあるのでご注意を。
こちらもGスポットと同じく、クリトリスや乳首などほかの性感帯と同時に刺激すると、快感が高まりやすいです!

❻全集中!!!!!!!!
あとはもう…快感に集中!集中!!全集中!!!です。
ちなみに、オーガズムは骨盤の底をぐるっと支えているインナーマッスル「骨盤底筋群」が0.8秒に1回収縮して起きるもの。
腟をきゅうっと上に引き上げるように締めるのが中イキへの近道。骨盤底筋群が緊張しやすくなり、オーガズムにも繋がりやすいです!
セックスのときに、相手に見られている状態で集中しにくい…という方は、バック・寝バック・側位・背面騎乗位(相手に背を向けてする騎乗位)など、顔を合わせない体位も試してみてください。
オーガズムの最後の追い上げは、「攻め」モードの交感神経優位になってキマります。思う存分、獣のようにオーガズムを追い求めてみてください!笑
クリトリスや乳首などの快感を、腟内の性感帯に「移してあげるイメージ」で刺激を行ってみてください!
最初はクリトリスをめいっぱい活用して中イキでOK。でも、慣れてきたらだんだんと腟のみの刺激の割合を増やしていきましょう。


中イキ練習をするとき気を付けてほしいこと!
安心して気持ち良くなるためには、しっかりリスクをつぶして、集中できる環境を整えることも大事!
ということで、注意点をいくつかまとめました。
衛生環境を整えよう!
- 手を洗う
- 爪を切っておく(切り立ては尖ってるので、2~3日前に切っておくのがベスト)
- 潮吹き体質の女性は、下にタオルを敷く
- バイブは事前にしっかり洗浄し、使用時にはコンドームをかぶせる
どれも、腟壁に傷をつけないため、また体内に細菌が入り込むのを防ぐため。
爪で腟壁を傷つけるのが怖い方は、フィンガーグローブfindom(フィンドム)を使用してみても◎!
指に使うコンドームのような感じ。一度使うと手放せない、超安心アイテムです。


潤滑剤やラブグッズなどのアイテムも活用しよう!
潤滑剤は潤いをサポートしてくれる存在で、個人的には男女共にマストアイテムだと思ってます。
摩擦が減って挿入がスムーズになりますし、痛みが発生しにくくなるので恐怖感も軽減します。
もし粘膜や体内に触れるときには、体に残りにくい水溶性のものを。
おすすめは薬局で売ってて安価なリューブゼリー。
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腟奥刺激や、クリトリス同時刺激にお役立ちなのが、ラブグッズ!
とくに、クリトリス刺激部分付きのバイブは、挿入するだけでクリトリスも同時刺激してくれるのでオーガズムに至りやすいです。
バイブ選び(腟伴侶探し)はこちらの記事も参考にしてみてね!
参考記事:20本以上実際に試した私のおすすめバイブランキング!「腟の伴侶」を探せェ!
足ピンオナニーや、強すぎる振動には気をつけて!
足をピーンと伸ばした方が、下半身に力が入ってイキやすいけど…。
足ピンがクセになってしまうと、足を開いた状態の刺激で快感を感じにくくなってしまうリスクがあるので、やめときましょう!
また、クリトリスや腟に強すぎる振動を当てるのも、長期的にみるとオーガズムを得にくくなってしまう行為。
馴化(じゅんか)といって、体が強い刺激に慣れてしまいます。
指でイケなくなったりすることもあるのでご注意を!

どうしても怖くて腟内に指やバイブを挿入できないときは…?
本当に多くの方が悩まれている、「自分で挿入するのがどうしても怖い・痛い」問題。
- 意識を腟からそらすこと(意識しすぎて神経過敏、また痛かったら…?という予期不安からの性交痛もあります。)
- 興奮できるコンテンツやキス、前戯に没頭する
- findomや潤滑剤も活用してスムーズに
これらの対策が有効です。
また、「パートナーに協力してもらって、初めて挿入できた!」という人もいます。
注射やピアスと同じで、自分から体に何かを入れるのって「えいっ!」って勇気要りますもんね。
どうしても怖くて手が止まってしまうのなら、信頼できる人に説明して、協力してもらっちゃいましょう。
じっくりとムードのあるキスしながら挿入してもらえば、キスに気を取られ、夢心地のままハードルを超えられちゃうかも!
いちど挿入できたら「こんなものだったのか!」と安心して、次回以降は怖くなくなる方も、少なくないです。
【まとめ】中イキ練習で、自分の体と向き合ってみよう!
中イキは、しなきゃいけないものではありません。「中イキできない自分は未熟」なんて、1ミリも思う必要はありません。
心地良ければ、それでいいからです。
でも、自分の体と向き合って練習して、だんだんと腟性感帯が開発されていくと、自分の自信になってくれることは確かです。
中イキのことを「自分の体を自分でコントロールできる幅が広がるんだ!」と、プラスアルファの方向にとらえてみてほしいです!

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